| DSO/MSO6000シリーズDSO80000Bシリーズ |
DSO5000シリーズの上位機種に当たる『MSO6000シリーズ』は、16チャンネルのデジタル信号と4チャンネルのアナログ信号を同時に解析できるミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)である。0、1の制御信号とアナログの波形が同時に見られることで、ブリッジによるデジタル回路は誤動作を起こしていなかったか、あるいは、アナログの波形はどうだったのか、また変化やノイズがなかったか、ということを確認できる。0、1とアナログ波形の相関を見たいときは、ミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)が有効となる。 アプリケーションは、組み込みシステム、つまりデジタル搭載基板・回路全般となる。たとえばデジタル回路でのエラーの発生原因と、アナログの信号品質との相関関係の特定などが1台で実現できることが大きな特徴。オプションのI2CやSPIのデコード機能を併用することで、シリアル通信の内容とアナログ波形との相関表示も可能となる。 「当社は業界トップクラスのシェアを誇るロジック・アナライザの技術を元に世界に先駆けてミックスド・シグナル・オシロスコープの販売を開始しました。MSOを用いることにより、組み込みエンジニアに、デジタル/アナログの相関デバッグに費やしている膨大な時間を節約していただきたいという狙いもあります。」と佐藤氏は話す。 同社は同シリーズをベースに、様々な自動車関係のソリューションを展開している。たとえば、FlexRay、CAN、LINに対応するプロトコルデコードのオプションのほか、自動車分野での利用に便利なバッテリ駆動オプションも提供している。 また2011年に、自動車に実用化されると言われているFlexRayに対するソリューションとして、ドイツのDECOMSYS社と共同で、ソリューションを提供していく。従来と大きく違っているのは、DECOMSYSのBUSDOCTORというツールと組み合わせ、オシロスコープでは計測できなかった信号のない状況に対してトリガをかけることができるようになったことである。 『Agilent N5432A MSO6000シリーズ・FlexRay用トリガ&デコード・オプション』は、同シリーズとそのFlexRay用トリガ&デコード・オプション、およびDECOMSYSのBUSDOCTORプロトコル・アナライザを組み合わせた測定システムだ。業界で初めて、オシロスコープ上で、FlexRayの信号波形を、時間情報と相関をとりながら表示することを可能にした。この機能により、外付けのPCなしで、単体測定を行うことが可能となる。もしくは、DECOMSYSのWindows上で動作するソフトであるVISIONソフトウエアを使い、DECOMSYS::BUSDOCTOR 2とMSOの同期を取ることも可能。このシステム構成の場合、PC上で高レベルのFlexRayプロトコル解析を行い、オシロスコープの画面上には時間相関をとったFlexRay測定結果が表示される。 ハードウエアによるデコード機能と同シリーズの最大毎秒10万回という波形更新速度により、測定データをリアルタイムで表示することが可能となる。また、ヘッダ/フレームのCRCエラーだけでなく、境界違反を始めとする各種プロトコルレベルでのエラートリガ設定が可能である。 「このカテゴリーのオシロスコープは、いかに問題を早く見つけられるかにフォーカスを当てています。そのため、トレードオフがない、『長いメモリ長』、『高速な画面更新速度』などの特徴を備えています。そのようなオシロスコープの基本機能に加えて、CAN、LIN、FlexRayなどのアプリケーションへの対応により、デバッグ時間の短縮に貢献していきます。」と佐藤氏は話す。 | |
 |
 |
MSO6000+DECOMSYS:: BUSDOCTOR2 |
 |
| FlexRayへのトリガ |
 |
DSO/MSO6000シリーズ・ バッテリ内蔵オプション | |