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最近のオシロスコープではロング・レコード長が一般化しつつあります。前述のスイッチング回路や車載ネットワークの解析に威力を発揮することは当然ですが、他にも多くの応用例があります。 たとえばクリーン化、高効率化の進むエンジンでは圧縮比が高まりイグニション・システムではさらに高電圧で確実、安定したな点火能力が求められます。まれにしか発生しない不整爆発でも排気ガス中に有害物質を排出してしまいます。 ロング・レコード長を持つオシロスコープのメモリを分割し、トリガ信号毎にデータ取込みを行えば、メモリを有効的に使用しながら必要な情報を効率的に取り込むことが可能です。オシロスコープによっては全波形の平均波形や、ずれの最大値を瞬時に表示できるものもあります。
10Mポイントのデータは画面にして2万画面に相当するため、データを目視で確認することは極めて困難で時間のかかる作業になります。このためにデータ検索機能を持つオシロスコープも登場しています。 エンジンの失火計測という場合を想定してみましょう。失火が発生した場合には、気筒内圧力センサからの波形のピーク値は明らかに低くなります。オシロスコープの検索機能でこの部分を簡単に見つけ出すことができます。
電子化が急速に進む自動車では今までは無かった様々な問題が起こっています。従来の計測環境においては解析の困難であったことが、最近のオシロスコープの高性能、高機能化、計測の自動化により解決できるようになりつつあります。しかし自動車における計測項目の多くがアナログ計測であることは忘れてはなりません。計測精度を高めるためには「より良い計測器」、「より良い解析手法」に加えて計測器を使いこなせる「優れた計測テクニック」を習得することが大切です。
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