|
もう一つの重要な機能は、露出を知ることができるF-STOP表示機能だ。これは米国の撮影現場からも強い要望があったもので、反射型にしろスポットにしろ、通常の露出計はある1点を測定するのは苦手としている。また、測定器で測った数値とカメラを通して撮った映像とは直接リンクしていない。ところがCINELITEは、実際にカメラが撮った信号から、具体的なデータを知りたいという要求を満たしている。 カメラを通した信号は、ビデオ信号になって波形モニタに入ってくるので、それをレベルとして測定して、そのレベルが実際に露出としてどのくらいかということを計算して出している。 単独の露出計と違うのは、単独の露出計はじかに光を測っているので、絶対的な明るさを測定するものだが、同製品はカメラを通したものなので、決められた基準値の相対的なものになってしまう。ただ、それが記録され実際の映像となって行くものなので、どちらかといえば絶対的な明るさより、絵にどういう光のバランスで映っているかということが重要になる。
具体的には、18%グレーという標準の反射率を持っているチャートを置き、そこの反射にカーソルを当て、その撮影のレベルに合わせてビデオレベルでどのくらいになるかを、照明の調整やカメラの絞りで調節して基準を決める。その基準に対し、人物や背景がどのくらいの明るさになっているかが表示される。 このことにより、映画など日時をずらしたカット割りで撮影したときに、ライティングを合わせることが非常に大変だったが、同製品ではデータが残っているため簡単に前の露出を作ることができる。そのため、画面をそのままパソコンに保存できるキャプチャー機能をもっている。それまでは、ライティング専門のスタッフの記憶とメモで行っていたという。「ビデオ撮影が進むにつれ簡単化が図られ、スタッフも減らす傾向にあります。誰でも、高度なテクニックがなくてもライティングができるように、という流れも背景にあるようです」と今村氏は話す。

RGB 255 表示モード カーソル交点のR、G、B それぞれの輝度レベルを0〜255の256階調で表示

LEVEL%表示モード カーソル交点の輝度レベルを%で表示
|