|
近年、デジタルシステムにおいてDDR SDRAM(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)メモリの採用が増えています。PCやサーバではDDR3(1067)、デジタルTVやレコーダの中ではDDR2 (667/800)が主流となっており、次世代カーナビやデジタルカメラなどではより低消費電力なDDR3を採用するケースが増えております。アプリケーションごとにメモリを選択できるようになり、ユーザーは価格、用途に合わせての選択の幅は広がってきています。 一方組み込みシステムにおいてはDDR(333)、DDR2(400)などの利用が増えており、PCやサーバだけではなく、様々な分野でDDRメモリが使用されています。 しかしながらDDRメモリを使用する際には、DDRメモリ特有の難しさがあります。たとえば各種ベンダから基板設計、コントローラ設計のポイントが提供されていますが、考慮して設計したシステムが仕様通りに動作せず、「速度を落とせば動作するのに目標の速度だと動作しない」、「測定器を使用したいけれどBGA(Ball Grid Array)パッケージなので測定したい信号にプロービングできない」、「推奨パターンで基板設計をしたら実ターゲットでデバッグできない」、「全ての信号を観測しようとすると限られたサイズでは設計が困難である」、「表層に信号を引き出すとスタブになり信号に影響を与えるなどの問題が発生するため基板に手を加えたくない」、などの様々な問題があります。 このような場合にDDR2(図1)およびDDR3(図2)BGAプローブを使用すると今までのDDRメモリを用いた設計で問題となっていたオシロスコープおよびロジックアナライザとの接続の問題が解消されます。そこで、DDR2およびDDR3向けBGAプローブを用いた最新のDDRメモリデバッグ手法を紹介していきます。 |