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従来、DARC方式のみに対応したデファクトスタンダードの信号発生器として、MSG-2173を提供していたが、MSG-2174ではその使いやすさを踏襲し、操作面を複雑にせず、DARC、RDS、ステレオ変調を1台で対応できることを大きな特徴としている。 三つの変調方式の中から組み合わせを選択し、ユーザーの用途に合わせた使い分けができるマルチプレクス方式が採用されている。市場の中で要求が高い三つの方式に対応することで、ユーザーニーズに合わせることができる。オプションの組み合わせは自由に決められ、必要なオプションをあとから追加することもできるため、モジュール構成によって、ユーザーの要求にあった変調方式の導入が可能だ。 さらに、FM多重の発展性や多様化の動きに対して容易に対応できるよう、同器から出力される信号パターンのデータは、付属のアプリケーションソフトを使い、パソコン上で作成することが可能だ。同器とパソコンを直接接続することで、試験データなどのダウンロードを実現でき、エディタで作られた信号が、受信機器で正常に同じデータを受け取ることができているかの確認を可能にしている。 エディタでは、ユーザーが自由に出力データを作れるようになっている。DARCやRDSの開発用に設計されているため、ラボで使われるような複雑で限界値が求められるようなデータから、ライン上で使われる固定パターンまで、幅広い用途で利用される。 VICS対応のオプションを導入すれば、VICSデータの編集も可能だ。「特にエラーナレッジをするため、R&D用途が主体と考えています。我々が提供しているデコーダを使った視聴のシミュレーションもできるため、ラボでの検証もサポートします」と横森氏は語っている。 また、同器は、アナログ要素を多く使っていた従来機に比べて、ハイブリットやデジタル要素など、フルデジタルの信号発生器となっており、デジタル要素を取り入れ、測定器も脱アナログをコンセプトに考えて作るように、シフトしてきている。「信号はアナログになりますが、生成の部分でデジタル演算処理を実現しています。デジタル方式では、ノイズが発生し、アナログ方式に比べて性能を上げるのが大変でした」と横森氏は開発のエピソードを語っている。
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昨年12月にVICSセンターが発表したリリースでは、8000万台ある国内自動車のうち、VICSを搭載した車両は2000万台もあるという。 以前のカーナビゲーションシステムは市販品が中心で、純正の製品は高級車にしか付いていなかった。普及車の需要が広がり、混雑状況やマップ情報が活用できる製品がここまで広がった変化は大きい。 当然、アメリカやヨーロッパ、アジア圏でも同様で、都心部の交通状態に対応し、いかに混雑を避けて、目的地にいち早く到達できるかの情報を入手できるシステムとして、カーナビゲーションに対する期待は高まるばかりだ。 現在、それぞれの国が対応を模索している状況ではあるが、韓国では独自の対応を取り、中国でも大連、上海、北京、広州の4ヵ所で日本のVICSの実験がスタートしているなど、世界的に注目を集めている分野だ。 「カーエレクトロニクスの中でも、情報系を中心としたコントロール部分が、当社のメインターゲットであると考えています。ディスプレイ装置や運転記録用のドライビングカメラ、事故防止のための車・車間通信などを含めた道路交通情報の部分を重視し、当社の技術がカバーできる分野に注目していきたいと思っています」と横森氏は抱負を語る。さまざまなエレクトロニクスが搭載される自動車のインテリジェンスな部分の計測の一翼を担うFM多重信号発生器は、情報化が急激に進展するカーエレクトロニクス分野を支える測定器として、各方面から注目されることになろう。 | |
 DARC、RDS、ステレオ変調を 1台で対応できるMSG-2174
 さまざまなインタフェースに対応する MSG-2174(裏面)
 カーオーディオで受信する AM・FM信号を発生させるMSG-2280


さまざまなFM多重データの作成に対応 |