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本製品は、国際規格ISO11898に準拠したCAN(標準ベース)用の測定機で、CAN通信を高速かつ簡単に行うことができる。基本性能にこだわり、高速なハードウェア構成をとることでバスの占有率上限でもリアルタイムにデータを送信しながらのロギング(受信)が可能。 送受信タイミングは、高精度ハードウェアクロックによって管理されており、正確なタイムスタンプを付加する。特に送信については、バス占有率を優先したID設定方式を採用し、バス占有率100%近い短サイクル送信(負荷送信モード時)から複数ID送信まで、IDを設定して送信することが可能。また、リアルタイムログ機能との併用により、実車ログをそのまま送信し、再現することが可能で、ECUシミュレートやベンチ試験など容易に実現できる。 その他、自動応答送信、各種エラー、バス状態監視、バス負荷、メモリ搭載による簡易スタンドアロンなど多彩な機能が標準搭載されている。さらに、オプションにより複数の通信バス増設に対応できることから、CAN同士、またはLINなどの同時制御が可能となり、別々の開発現場においての融合試験、しいては実装試験、総合環境試験など、必要に応じてさまざまな要求に応えられる。 価格、性能、機能、使い勝手、応用力のどれを取っても非常に優れており、部品生産ラインから技術、開発、検査まであらゆる現場での使用が可能となる。 本製品の標準構成としては、CAN通信全てのデータログおよびハードウェア制御、タイムスタンプを付加する本体にCAN(ISO-11898)準拠のポートが1系統、内部ハートウェアメモリを128Mバイト搭載し、送受信設定や各種ハード、ソフトフィルタ、応答送信設定などに基づくデータのモニターを行う専用アプリケーションソフトSFT-1490が付属される。対応OSはWindows XPで、PCとの通信はUSB2.0を採用している。また豊富なオプション構成も用意されており、様々な開発状況に応じ柔軟に対応することが可能。構成内容としは、標準装備されている高速CAN1系統に加え、もう1系統追加が可能で、更にLINが最大2系統まで追加できる。これら全てスロットインタイプのボードオプションなので、ユーザサイドで必要な時に簡単に追加できる。また内部ハードウェアメモリは1Gバイトまたは4Gバイト追加が可能。こちらは工場オプションとなる。本体背面には、アナログ電圧をA/D, D/A, DIO変換可能なオプションが装着できる。 また今後は生産ラインなどの組み込みのためにPCとの通信をRS-232C, GP-IBで行うオプションなどが予定されている。
本製品は、CANを使用した製品の開発から生産まで幅広く使用可能なポテンシャルを保有しているため、非常に多彩な市場アプリケーションが考えられるが、一例として、様々な部品メーカーによってCAN化された複数のECUを最終的に車両に実装した時点で総合的に実装検証、試験状態の完全な通信データログを取得したり、逆に本製品より高バス負荷送信を行い、バスの安全性に対する環境試験も実現可能である。また応答送信、データログ再生機能を使用し、実際には存在しない擬似ECUの挙動を現存のECUネットワークの中で再現したり、ECUに対するデータマップの書き込みを行うことも可能である。また、生産ラインの中に組み込み、スタンドアロンでの自動検査を行うことができる。更に必要に応じてSFT-1490専用アプリケーションのソースコードも無償で開示可能なため、環境に柔軟に対応した独自アプリケーションによる制御も可能である。現在までに本製品のコストパフォーマンスに対する車載市場よりの非常に高い評価をいただき、お蔭様で、ほぼ全ての自動車メーカー様およびその周辺電装メーカー様の研究開発から実験、品質保証といった幅広いエリアにてご採用いただいている。
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