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特別企画:カーエレクトロニクス計測技術
−先端企業12社の製品紹介−

アース線をクランプするだけで
暗電流を計測

 

カイセ株式会社

  

 

製品概要

 「暗電流」とはメインキーを切った状態でも流れる放電電流(時計、カーナビ、イモビライザ、電子回路のバックアップなど)のことである。暗電流クランプメータSK-7831は、直流4000mAを装備し、外部ノイズの影響を受けにくいコアヘッドを新開発。バッテリターミナルを外すことなく、アース線をクランプするだけで暗電流を測定することができる。もちろんバックアップメモリ消去の心配はない。直流200.0Aも装備しているので、オルタネータ充電電流の測定も可能。さらに、パワーオンイニシャライズ(ゼロ調整)等の便利機能も搭載し、使いやすさにも十分配慮している。

 

開発背景

 近年の自動車はカーナビ、カーオーディオ、イモビライザなどの電装機器の装着が一般的になっている。それに伴い暗電流は過大化し、バッテリ上がりの原因になることがある。 従来のクランプオン式テスタは、外部ノイズによる影響を受けて正確な数値の計測が困難なため、暗電流の測定に利用することはできなかった。このため、バッテリのアース回路にサーキットテスタを直列に接続して測定していた。しかし、バッテリターミナルを外してしまうと電装機器のメモリ保持用の電気が流れなくなりメモリが初期化されてしまう。そのため完全に切り離さないように細心の注意を図りながら作業する必要があった。 そのような不都合や手間をかけることなく、誰もが安全かつ確実に暗電流を測定することができるように開発されたのが、暗電流クランプメータ SK-7831である。
 

暗電流クランプメーター SK-7831

   

製品の特長

●測定項目
 自動車の暗電流等の微弱電流の計測に必要不可欠なDC4000mAレンジを搭載。直流電流(4000mA/40.00A/200.0A)

●パワーオンイニシャライズ
 電源を入れた時、自動的にゼロ調整を行い、測定毎にゼロ調整をする煩わしさがない。

●測定値が読み取りやすい
 従来の微弱電流クランプは、測定値が安定しないため読み取りが困難であった。SK-7831は、数値のふらつきを抑制する内部処理を行い、測定値が安定し、読み取りが容易である。

●新開発コア構造で、外部ノイズの影響を受けにくい
 コアヘッドにシールドを設け、ノイズや外部磁界の影響を受けにくい。

●小型ヘッドで使いやすい
 小型のコアヘッドと細身の筺体で、自動車等の狭い場所での測定に最適である。

●ディスプレイホールド
 表示値を固定することができる。表示値の確認やメモなどに役立つ。

●偏差測定
 測定中にゼロ調整キーを長押し(1秒以上)すると表示が0±1デジットになり、その時の測定値を基準値とした偏差測定ができる。

●オートパワーオフ
 最終操作から4000mAレンジは約5分、40A/200Aレンジは約10分で自動的に表示が消えてパワーオフの状態になる。

●CEマーク認証
 CATIII300V, CATI600V


 

使用例

●暗電流の測定
・エンジンをOFFにしてから15分程放置する。
 電装系が消灯していることを確認する。
・バッテリのアース線をクランプします。
・電流値を読み取る。基準値より大きい場合は、電装系が点灯していないか確認する。
●オルタネーター充電電流の測定
・オルタネーターのB端子をクランプする。
・エンジンを始動させる。
・エンジンスタート後は20A〜40A程度が表示され、徐々に下がれば正常である。

 

今後の展開

今後の展開
●mAレンジの測定精度の向上。
●電圧測定、抵抗測定機能などの追加。
●防塵防滴構造の採用など、テスタの堅 牢性の向上。
●購入者のユーザーアンケートを実施中。
 ユーザーニーズの取り入れ。