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特別企画:オシロスコープ
−オシロスコープメーカー9社による最新情報−

デジタルストレージオシロスコープGDS-1000シリーズ(25MHz〜100MHz) 

株式会社インステック ジャパン

 

 

 

はじめに

 GOOD WILL INSTRUMENT(台湾)の日本法人であるインステック ジャパンは、日本国内でGWINSTEKブランドの汎用計測器を販売・アフターサービスを行っている。今回は、2008年、全世界同時発売した新商品『GDS-1000シリーズ』25MHz、40MHz、60MHz、100MHzの4モデルを中心にデジタルストレージオシロスコープを紹介する。

 

低価格 GDS-1000シリーズ周波数帯域で4タイプ

 GDS-1000シリーズは、全モデル2チャネルで周波数帯域によって25MHz、40MHz、60MHz、100MHzの4タイプがある。
 リアルタイムサンプリング速度は1チャネル使用時であれば最高250MS/sで測定することができる。
 サンプリング周波数は、周波数レンジを切り替えると自動的に切り替わり等価サンプルモードでは最高25GS/s(1ns/div)となる。メモリ長はチャンネル当たり4,000ポイントだ。
 同シリーズは、1チャネル時には最高250MS/sが可能だが、2チャネル使用時にはサンプリングが半分の最高100MS/sになる。

 

見易い画面と簡単操作

 GDS-1000シリーズの最大の特徴は明るく見易い画面にある。 GDS-1000にはTFTカラー液晶が採用されている。この液晶は”A+”Class Iでドット欠けが無く視野角が広いため設置場所や作業位置を選ばない。さらに基本操作で使用するツマミやキーは独立しており操作もしやすい。そのため生産ラインや教育実験などに適している。

 

SDメモリカードとUSBによるコントロール

 GDS-1000シリーズは、解析に必要とされるデータ保存やPCコントロールの機能も装備している。
 SDカードスロットを装備しており、ここにSDカードメモリを挿し、「ハードコピー」ボタンを押すだけで、SDカードメモリに画像(BMP形式)、表示チャンネル分の波形データ(CSV形式)、パネル設定(SET:独自)を自動的にSDカードへセーブすることができる。そのデータをPCで読めば、画面のBMP画像とCSV形式になった波形の数値データを取り込める。
 しかも、メモリにセーブした設定を本体に読み込むことで、再度パネル設定操作の必要がなくなり、同じ条件での再測定が可能だ。つまり、SDカードメモリに必要な設定を保存しておけば、その都度測定の設定をする必要がない。
 また、USB経由でPCからフルファンクションコントロールが可能だ。対応するフリーソフトとLabVIEW用のドライバはホームページにアップしているので、LabVIEW環境を持っているユーザーはダウンロードしてそのまま使うことができる。
 フリーソフト“Freewave”は、データを直接PCに読み込むことができるので解析を行うのに便利だ。

 


フリーソフト“Freewave”画面

 

自動測定や外部トリガ入力など

 自動測定機能は、19項目あり電圧の最大、最小、振幅、ハイ値、ロー値、実効値、オーバーシュートなどのほか、周波数や周期など時間軸を自動測定し同時に5個画面に表示することができ簡易解析やフィールド計測などの場合に効果を発揮する。
 また、外部トリガ機能が装備されており、外部からの入力信号レベルでトリガをかけることができ、波形観測用の2チャンネルを有効に使用できる。

 

上位モデルGDS-2000シリーズ

 GDS-1000シリーズの上位機種としてGDS-2000シリーズがある。同シリーズは、周波数帯域が60MHz、100MHz、200MHzで2チャンネルと4チャンネルの6モデルある。
 リアルタイムサンプリング周波数は最高1GS/sと高速だ。
 リアルタイムサンプリング周波数は、最高1ch時1GS/sだが4チャンネル時は最高250MS/sとなる。
 メモリ長は、1ch時では最長25,000ポイントと細かくデータが取れる。4チャンネル時では最長5,000となり表示チャンネルを増やすとメモリは分割される。
 メモリ長を、最短の500ポイントにするとアナログオシロスコープのように素早く画面更新できるためFM変調のように変化が早い信号を観測できる。用途に応じメモリが選択できるため応用範囲が広い。

 

4chモデル

 

バッテリー駆動

 GDS-2000シリーズの特徴としてバッテリー駆動のオプションがある。この機能を搭載すると約3時間はAC電源なしで動作する。充電は本体にバッテリーを挿入してAC電源につなげておくことで自動的にできるので別途充電器の必要がない。

 

バッテリー駆動

 

3種類のインターフェース

 GDS-2000シリーズは、USBホスト/デバイス、RS-232Cを標準装備し、オプションでGPIBに対応できる。USBホストは、USBフラッシュメモリに対応し、画像(BMP形式)、波形データ(CSV形式)とパネル設定が保存できる。
 USBデバイス/RS-232Cは、PC接続に対応しデータの取り込みやフルコントロールができる。また、ホームページにあるフリーソフト“FreeWave”をインストールするだけで画像や波形データをPCに簡単に取り込める、さらにLabVIEWドライバも用意している。

 

 

生産現場に便利な機能

 GDS-2000シリーズには、GONOGO判定機能、シーケンスプログラム機能など生産ラインの自動化などに便利な機能がある。
 GO-NOGO判定機能は、上限/下限、%で判定基準が設定でき判定出力端子もある。シーケンスプログラムは、パネル設定を最大20個1セットにして20セットまでシーケンス、時間、繰返し数、およびパネル設定を用いて、入力信号に対してカーソル測定または自動測定ができる。